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MISSION 04:丈夫で石が落ちても割れない、凹まない屋根を製作せよ

1-ミーティング

一見難題なミッションも全てが羽立の得意分野

開発メンバー/常務・中谷・白井・沼澤・鈴木

常務/丈夫となるとスーパーブローしかないな。 中谷/しかも耐衝撃と外観性が必要となりますので、樹脂はPPを採用しましょう。 常務/PPはそんなに大きなものは出来ないぞ、原料の開発も必要だぞ。 社長/大型PP、スーパーブロー、原料開発…羽立の得意とする分野じゃないか 常務/ユニットバス天井開発のときのようにやってみましょう。

2-試作〜完成

手強い大型ブロー成形─データ収集と分析で打破

PPの大型スーパーブローの開発が始まった。
スーパーブローの実績は多々手がけていた為、金型構造については熟知していた。
金型構造は既存案で確立していた為、通常PPスーパーブローの考えで設計も進められた。
先ず検討を始めたものは原料開発である。


〜両極端の特性を満たすもの〜
耐ドローダウン(硬さ)と伸び(柔らかさ)の両極端の特性が両方バランスよく求められるものが必要となる。
研究の結果、開発原料が作られ、金型完成時に原料テストも同時に進められた。
大型対応グレードの為、硬い原料でドローダウンには強い効果が見られたが伸びが足りない。
テストを繰り返し延びが良くドローダウン効果のあるPP原料の大型グレードが開発された。
伸び不足を補う手段として成形機の射出条件、ピンチの動作機能も同時に考えていった。
新原料グレードの開発と、成形条件の相乗効果でブロー成形が出来上がった。


〜形が見えた!〜
PPのスーパーブローの難しいところはここからである。
大型のPPスーパーブローは簡単にいかない。
スーパーブローの充填条件、スチーム条件の条件設定と、結果のデータ取りと分析が始まった。
それらの結果をもって開発者の意見をまとめ、良い条件の組み合わせにより最終条件が詰められていく。
形が見えてきた、最終条件に微調整が加えられ条件が定まっていく。
頑丈なスーパーブロー屋根が出来上がった。
評価、形状確認が行われた。
PPのスーパーブローは発泡の際に多大な熱が加えられるせいか図面とおりの形状にならない。
成形サイクルも非常に長くなってしまった。


〜最後の詰め〜
形状とサイクルは相反するものとなるため、形状とサイクル(生産性)を同時に見ながら進められた。
スーパーブロー条件に影響ない範囲での温度条件が詰められて行った。
いろいろな条件で効果があるかデーター取りが繰り返されていく。
評価できる物ができた。
客先の評価はOKである。
原料検討、成形条件のデータ傾向をまとめ最適条件を掴みPP大型スーパーブロー屋根が作られた。


ミッション完了:農機具屋根完成

大型PPの原料特性、PPスーパーブローの条件特性のデータ分析の結果、断熱性に優れた非常に丈夫な農機具屋根が作られた。

  • ・断熱性能と丈夫さを求め開発されたが、剛性はもちろんであるが丈夫さという面でPSスーパーブローとの違い。
  • ・強い衝撃でも割れない・凹まないという衝撃性では要求をはるかに超える製品が出来上がった。
  • ・その後高衝撃にも凹まないカバーを求めて多分野にて開発の話が浮上してきている。

3-お客様の評判

  • ・金属では凹んだり塗装が剥がれたりすると破損の為、交換の話が出るがその心配が無くなりますよ。
  • ・樹脂でこんなに頑丈なものができるとは予想外でしたよ。

4-開発裏話

新たな発見の数々。新分野開拓

開発スタッフ
大型のPSスーパーブローが出来ている為、PPに変えるだけでそんなに難しいものとは思っていませんでしたよ。
しかしやってみると原料の違いで新たな発見が多々あり、新分野へ開拓といった気持ちになりました。